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森のようちえん 葉山 「もりのわ」

2026 入園案内

生命は 

自分自身だけでは完結できないように

つくられているらしい


花も 

めしべとおしべが揃っているだけでは

不充分で

虫や風が訪れて 

めしべとおしべを仲立ちする

生命は 

その中に欠如を抱き 

それを他者から満たしてもらうのだ

 

世界は多分 

他者の総和

しかし 

互いに 

欠如を満たすなどとは 

知りもせず 

知らされもせず

ばらまかれている者同士 

無関心でいられる間柄

ときに 

うとましく思うことさえも許されている間柄 

そのように 

世界がゆるやかに構成されているのは

なぜ?

 

花が咲いている 

すぐ近くまで 

虻の姿をした他者が 

光をまとって飛んできている

 

私も あるとき 

誰かのための虻だったろう

 

あなたも あるとき 

私のための風だったかもしれない


吉野弘「生命は」


2026 入園案内_e0256851_03420776.jpg


入園案内をお知らせするにあたり

この詩をご紹介したいと思いました。


もりのわのなかで

子どもたちにとっての虻は、子ども同士であり、

集う大人たちであり、森や海で出会う方たちであり

そして自然のなかの生きものや、あらゆる事象です。

もりのわは四季折々森のなか。自然に助けられながら在る保育です。

のんびりした時間のなかで、たくさん心をうごかし過ごす日々は、幼児期に出来得るかけがえのないじかんです。


昨今、少子化が進み、大人のライフスタイルが変化し、預け型が主流である時代。子どもが心動かし育つように、大人も共に歩む子育ちのコミュニティを続けてきたもりのわは現在、集う子どもが減ってきています。

全国の野外保育の現場でも多く聞かれる現状です。


生きづらさも感じるような現代社会の中で、

未来ある子どもたちがどんなふうに生きてゆけるのか、子どもを真ん中にしたコミュニティから、

土に触れ、様々に種を蒔く、

そんな心持ちを持ち合えるお仲間に、

一人でも二人でも出会えたら、と願っています。

大人が律し、みせてゆける世界が、子どもたちにとってしあわせな社会への気づきになれるよに。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


2025.11 現在の入園案内についてお知らせします。

もりのわ2026
年度 入園について


幼児期をゆったりとした時間のなかで森のなかで過ごしませんか?
まずは、もりのわの想いをご覧になっていただけると幸いです。

もりのわで大切に思う三つの柱
コロナ渦のなかで思っていること

2才のお誕生日を迎えたお子さんから、随時入園を受け入れております。
(お子さんの成長の具合等、入園時期はご相談して決まります)

現時点で、

来小さいしずくぐみ(現小小しずく)/若干名募集
来しずく(現小さいしずくぐみ2才クラス)/1名募集
来このは(現しずくぐみ3才クラス)/募集なし
来つち(現このはぐみ4才クラス)/募集なし

来年度(2026年度)は、
3才以下のクラスを募集をします。
詳細はお問い合わせいただければと思います。

もりのわは2才のお誕生日を迎えたお子さんから
ちいさな子のクラス(しずくぐみ)への入園が出来ます。
もりのわは願書提出、選考はありません。
先からのご縁とさせていただいています。
受け入れの始まりについては個々ご相談させていただいています。

全体で10名以下までで考えています。
その時々によって状況が変わりますので、お問い合わせください

入園までの流れ
見学会→入園説明会→入園の時期をご相談

見学会は基本、水曜日、金曜日に設定します。
公開見学会の他は、ご希望の方と相談し日程を設定します。

よくある質問をまとめました。


もりのわでは、小さな頃からの経験を積み重ねながら、
幼少期を通して過ごすことを大切にしたいと思っていますので、
体験見学会,入園ともに、
3才以降(4,5才)も在園のご意志のある方が対象となります

もりのわは2023年より「幼児を対象とした多様な集団活動事業」の対象園となりました。(葉山町)
もりのわの活動内容から上記制度の無償化対象児は4歳以上のお子さんになります。
葉山町外へは現在未申請ですので、町外のお子さんが入園された際に各市町村への手続きをすすめる方針です。


お問い合わせ(メールアドレスが2018.9月より、下記に変更になりました)
hayama.morinowa☆gmail.com (☆を@に変えてください)

お問い合わせ要項については、
お問い合わせ のページをご覧ください。
2026 入園案内_e0256851_08262314.jpg




# by morinowa | 2025-11-06 00:00 | 活動予定/入園案内*NEW! | Comments(0)

もりのわ秋の見学会10月17日(金)

もりのわ秋の見学会10月17日(金)
お問い合わせは、もりのわgmaillまでお願いします
もりのわ秋の見学会10月17日(金)_e0256851_07450008.gif
 




# by morinowa | 2025-10-05 07:43 | お知らせ | Comments(0)

もりのわとの出会いと入園を決めたわけ

もりのわ「小しずくぐみ」に通う3歳娘の母です。

もりのわに入園して1年が経ちました。

最初はお見送りに行くとき大泣きしていた娘ですが、今では自ら着替えてリュックを背負い「はやくいこうよー!」

張り切って出発しています。


週2回のもりのわ。

家族の暮らしももりのわと共にある日々です。

そんな私たちですが、もりのわに出会う前は、

「産休・育休を経て、0歳の途中か1歳までには保育園に預けて、仕事に時短勤務で復帰する」これが当たり前で、

他に選択肢はないと思っていました。

でも、育休を一年延長して考え続け中で、
「育休中も一部仕事を復帰できること」
保育園に預けて職場復帰する以外にも選択肢はいろいろあること」が見えてきて、
育休中に一部仕事に復帰し、二年の育休終了と共に正社員を退職。


今は業務委託契約に切り替えてフリーランスとして自宅で仕事をしながら、自宅保育+週2回のもりのわで娘と過ごしています。

もりのわとの出会い、入園に至った経緯を書きたいと思います。

もりのわとの出会いと入園を決めたわけ_e0256851_21241031.gif
林道を歩き川遊び。「川に入って楽しそうだったね」と話すと娘は「川が元気にしてくれるんだよ!」と言っていました。


育休を延長し、超時短勤務で復帰をしながら1歳の誕生日を迎え、いよいよ次の春には本格的な職場復帰を迎えると思っていました。

秋、再び保育園の見学時期。夫と一緒にいくつか気になる園の見学に行きました。

悪くはないけど、集団保育だから仕方ないけど、決めきれない・・
自分たちの中にある「これでいいのかな」の違和感をスルーできるのか・・・
(「毎日長時間預けてまで仕事をするのは本当に必要なのだろうか?」
「過ごし方や過ごす場所などいろいろルールが決まっている中で、のびのび過ごすことができるのだろうか?」
など・・)

自宅保育を中心に幼少期を過ごせたらいいな・・・でもむりだろうな・・

そんな中、子育て支援センターに掲示されていたチラシで知った隣町にある森のようちえん 葉山もりのわ」の存在。


====
2012年4月開園の森のようちえん「葉山もりのわ」は、
園舎を持たない野外保育をしている 
保護者と親による共同保育のコミュニティです。
義務教育前のかけがえのない幼児期を
子どものペースで見守り、のんびりとした時間のなかで
子育ちができてゆく自由と、
親自身も気づきを得ていくことのできる場所で
在ればと思います。

葉山もりのわ ホームページより
===

代表の方のブログには、心が動かされる、惹かれる言葉が溢れていました。


「パーマカルチャー」「子育ちと共に在る親育ち」「親と保育士の共同コミュニティ」

「毎日の心のやり取りを丁寧にできる。のんびりした時間とそれをみんなで見守ることのできる子どもたち、大人たちの姿勢で成り立っている」

「自然の中にある寛容さや生きものの摂理のようなものは、子どももまた自然であり、同じであることのように感じた」

「四季折々同じ森に通うことで、五感で感じること、出会うことの積み重ねを大切にしている」

「子どものと子どもの気持ちのやりとり、いっぱい心を動かすことで、自分も他者も同じように大切に思えるような関係性を築く」

「義務教育前のかけがえのない幼児期を、子どものペースで見守り、のんびりとした時間のなかで子育ちができてゆく自由と、親自身も気づきを得ていくことのできる場所」

森のようちえん  葉山「もりのわ」ブログより抜粋

ブログを読み、イベントや体験会で実際に場を体感したり話をしたりする中で、代表の哲学に触れ、「幼少期の子育ちをここで過ごしたい。そして親の自分たちも育っていきたい」と強く思いました。

でも、2歳児・3歳児は週2日、一日4時間。

仕事しながらだと、どう考えても無理だ・・・仕事を辞めるしかないのか?


どうしたいか?そのためにどうすればよいか?を考えた結果、正社員を辞めて業務委託でフリーランスとして働くことを選択肢、もりのわへの入園を決めました!



出産・育児をしながら保育園に預けて仕事復帰、もしくは専業主婦、それ以外にも選択肢はいろいろありますし、私の選択も、数ある道の中の一つにすぎません。


「自分が一番良いと思った・したいと思った選択をするのがベスト」悩んでいたとき、会社の友だち(少し前に出産したママ友だちでもある)からもらった言葉も背中を押してくれました。


保育園に預けてフルで仕事復帰している同僚も「こんなに長時間預けて良いのか悩むときもある」と悩みながらも一緒にいられる時間をどう過ごすか工夫して考え続けています。


私も、一番のぞむ選択ができたと思う中で、ふと不安になることもあります(フリーランスには産休・育休はないので、第二子出産前後、どうなるかなど・・)。



出産・育児を通して、仕事のことだけでなく、「どう生きたいのか?」を改めて問われる日々です。


でも、この悩みや問いは大事なことで、誰かに決められた答えや正解があるわけじゃないし、悩みがないことが良いことではないと思います。悩みは次々出てくるし、その度に考えること、違和感や良いなと思ったことに出会ったときに無視せず立ち止まって考えて、どうするか決めて行動していくことができる生き方をしていきたいです。


「違和感を無視せずに立ち止まって考えて行動する」

もりのわでの子育ち・親育ちの時間は、自分たちが大切にしたいことを大切にできる場所だなと感じています!



※下記、個人ブログ(note)の記事から抜粋・再編集して掲載しています

育休後の退職と仕事の選択、出産・育児は「どう生きたいか?」を問い続ける貴重な機会









# by morinowa | 2025-09-29 21:17 | ママの寄せ書き | Comments(0)

2025夏の川下り

森戸川林道入口のもりのわ畑から森戸海岸へ
森戸川おおよそ3kmの道のりを歩きます。

夏は森戸川林道の中の川歩き。
もりのわ畑下から終点までの川の中を歩いてきた
つちぐみHくん。いざ大海原へ。

夏に暑さもひと段落した秋晴れのハレの日。
クズの花が川面に落ちて甘い香りが漂い、
たくさんの旅トンボ(ウスバキトンボ)が舞う中を歩きます。
モクズガニの殻や
黄緑で落ちたクリ、力尽きたスズメバチ、銀杏に彼岸花。

台風17号の影響でたくさんの木枝が街の中の河川にも流れ込んでいました。
先日あそんだ森戸海岸にも打ち上げられた大木がありました。
(川でしっかり保全活動をしないと漁師さんが困るをまた実感…)

橋の上からは、小しずくぐみ(2歳児)と大人たちの応援。
今年は川沿いのお知り合いの方々も橋々で応援をしてくれました。

川下りは夏の川あそびの集大成。
しっかりした足どりと強い気持ち。
愉しむ気持ちが第一です。

一年前のこのはぐみ(年中)の時からの
心の持ちようの成長がたのもしく、
無事に海へと辿り着きました。

四季折々あそんでいる森から続く海へ。
実際に歩いてみることの大切さを思います。
川下りを通して
もりのわっ子たちがそれぞれに、どんな想いが育まれたのか。
言語化できなくてもきっと心に。
それがきっと大切なことなのだと思いながら、
今年も川下り、無事出来ました!
ありがとうございました
2025夏の川下り_e0256851_21172193.jpeg









# by morinowa | 2025-09-22 15:20 | もりのわ日記 | Comments(0)

たけのこの測定 はかる、知る、くらす

日頃より、お世話になっている
もみの木園(横浜)の尾上さんからご紹介いただき、
にしとうきょう市民放射能測定所あるびれお さん
(共同代表山田真先生)
たけのこ・山菜プロジェクトに参加できることになりました。
もりのわからは、森の真竹と私の田んぼの芹を測定いただきました。

舞岡公園のもみの木園のお餅つきで、
山田先生と梅村先生には以前お会いしたことがありましたが、市民放射能測定所をされていたのは知りませんでした。
あれから、の長らくの活動、頭が下がります。
放射能測定は、もりのわでは久しぶりになります。

もりのわ開園前に3.11を経ての野外活動をして良いかの判断をするために、ガイガーカウンタを森の中を持ち歩き、
開園後も桑の実1キロ集めて測定したり、ホットスポットファインダーで計測ていただいたり、こども未来測定所さんにお世話になりました。

タケノコは値が高くでるものなので、
もりのわでは子どもには体験的にひとくちふたくちで、としてきているので、今回測定していただき、不検出の結果をもらい、安心しました。

これで発酵メンマも大いに作り、竹林保全のために今年はいっぱい生えてきたので心配なくおすそ分けもできました。
たけのこの測定 はかる、知る、くらす_e0256851_00303102.jpg


(ただ、この森の空間線量はとても低く出ていましたので、これでこの地域全てが安全ですよ、とはわからないということは書き記しておきます。)

測る、知る。だいじです。
あるびれおさん、ありがとうございました。
(銀河鉄道の夜からの名前とすぐにわかりましたよ♪)

もりのわブログ2013.4.27

日本各地の市民測定所さんのデータを集めて公開されているサイトです。

本としては、ちだいさんの「食べる?」がおすすめです





# by morinowa | 2025-06-23 00:04 | もりのわ日記 | Comments(0)

2012年4月開園シマシタ!   森のようちえん      葉山「もりのわ」      〜神奈川県三浦郡葉山町〜
by morinowa
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