6.パーマカルチャー 〜パーマカルチャーの倫理観〜
みなさんは、
「パーマカルチャー(permaculture)」という言葉をご存知でしょうか?
よく知らなくてもいいのです。
パーマカルチャーを知ることが、大切なのではないからです。
大切なのは、今ある日々の暮らしを「思う」ことにあると思います。
「もりのわ」の趣意、3つの「わ」のなかにも
「パーマカルチャーの倫理観を軸に」と記しています。
私にとって、パーマカルチャーは、人としての所作であり、生き方の道しるべです。
「もりのわ」と「パーマカルチャー」がどう繋がっているかを記す前に、
パーマカルチャーについて、ここでお話ししたいと思います。
「パーマカルチャー」とは、
パーマネント(permanent/永久の)とアグリカルチャー(agriculture/農業)を
つなぎあわせてつくった造語で、
オーストラリアのビル・モリソンとデビット・ホルムグレンが構築したもので、
日本語でいうと、「農的な持続可能な社会のためのデザイン」と云われます。
横文字は、なかなかわかりづらいですね。
ビル・モリソンは、パーマカルチャーの目的は、
「地球を食べられる森にする」「地球を森で覆い尽くす」といっています。
その国でその国のパーマカルチャーがあるように、
日本には日本のパーマカルチャーがあります。
日本では、昔の里山文化のなかにパーマカルチャーの根源があると思います。
葉山には、谷戸もまだ沢山のこされています。
昔ながらの暮らし、自給自足、手仕事など
そんな「足るを知る暮らし」は、まさに持続可能な暮らし方であり、
大量生産、消費社会のなかに生きる現代の暮らしのなかでは、
学び直すことがたくさんあるように思います。
"環境(地球)にも、人にも心地よい暮らし"が、キーワードです。
「これ」という決まりはなく、
パーマカルチャーで学ぶことは、
「農」、「建築」、「コミュニティの在り方」など多岐に渡ります。
私がパーマカルチャーに出会ったのは、2003年頃だったように記憶しています。
それまでは、「緑のある暮らし」や、ガーデニング、アロマ、ハーブなどに
興味がありました。
それから、パーマカルチャーを学ぶようになって、頭ではなく、
「パーマカルチャーとは何か」ということを、
心(しん)で理解できるようになったと感じるまでに、数年経ちました。
2007年にオーストラリアとニュージーランドに行き、
パーマカルチャー、エコビレッジ、コープ、地域通貨、コンセンサスについてなど、
みて、学んできました。
デジャーデンゆかりさんと、レインボーバレーファーム(RVF)のJoeとの出会いは
とても大きいものでした。(ともにもう故人です...)
私のなかで、学びが、実践するものとして変わったきっかけのような気がします。
人と自然との調和。
RVFの畑は、蝶や鳥が訪れ、たくさんの種類の花々が咲き、野菜が実る
本当に美しい食べられる庭(畑)でした。
完成されたデザインは、美しいということを知りました。
あんなに心地のよい、美しい庭はみたことがありません。楽園、でした。
↓写真はRVFの母屋の草屋根
私にとって、パーマカルチャーは、人としての所作であり、生き方の道しるべです。
パーマカルチャーを学ぶようになり、田んぼを始め、
暮らし方を変えたいと家を変え、所謂月金仕事も辞しました。
実際にパーマカルチャーを学んだ人は、仕事を辞める人が多いです(笑)。
より心地よい、自由な生き方への転換。
(聞こえはカッコイイでしょ。(^_^)
暮らしは大変なところもあるけれど、心は豊かです)
まだまだ、学ぶべきことはたくさんです。
ーーーーーーーーーーー
RVFのJoeが、話してくれたことを、今いちど、ここに記したいと思います。
経済を中心にした生活 文明 機能 ライフスタイル...
それは持続可能ではないライフスタイル
救命船がひつよう
「パーマカルチャーは、あたらしい箱船」
「多くの命をころして生きてきた」
「生命は素晴らしいものであり、収奪するのではなく常に与えていきたい」
「命というものを信じています」
「母なる土地が、私たちをつくってくれた」
「傷つけるわけにはいかない」
"Permaculture is perfect for me"
人にやさしく 自然とともに生きること
自分からはじめること
私は、パーマカルチャーからそんなメッセージを受けとっています。
パーマカルチャーでさいしょに学ぶこと(倫理観)は、
1.地球に対するの配慮
2.人に対するの配慮
3.余剰物の分配
という3つです。
この倫理を、実践するための手だて
パーマカルチャーの原則は、すべてつながりを意識したもの、といえます。
この考え方を、「もりのわ」でも大切にしたいと思っています。
「もりのわ」では、
子どもたちにパーマカルチャーといわなくても、
それに通ずることを、自然からのメッセージ、人としての所作として、
大切に伝えてゆきたいと思っています。
(ゆきんこ 記)
(「7.パーマカルチャーと子ども」に続きます。)
ーーーーーーーーーーー
パーマカルチャーについて
パーマカルチャーとは/パーマカルチャーの倫理/パーマカルチャーの原則
パーマカルチャー・センター・ジャパン(PCCJ) をみて下さい。
レインボーバレーファーム(RVF)の紹介DVDがあります。
(ゆきんこ、DVD持ってます。いつかみなさんで見たいですね)
冒頭の紹介がYouTubeにアップされています。(3分51秒)
Permaculture in Action on Rainbow Valley Farm
「パーマカルチャー(permaculture)」という言葉をご存知でしょうか?
よく知らなくてもいいのです。
パーマカルチャーを知ることが、大切なのではないからです。
大切なのは、今ある日々の暮らしを「思う」ことにあると思います。
「もりのわ」の趣意、3つの「わ」のなかにも
「パーマカルチャーの倫理観を軸に」と記しています。
私にとって、パーマカルチャーは、人としての所作であり、生き方の道しるべです。
「もりのわ」と「パーマカルチャー」がどう繋がっているかを記す前に、
パーマカルチャーについて、ここでお話ししたいと思います。
「パーマカルチャー」とは、
パーマネント(permanent/永久の)とアグリカルチャー(agriculture/農業)を
つなぎあわせてつくった造語で、
オーストラリアのビル・モリソンとデビット・ホルムグレンが構築したもので、
日本語でいうと、「農的な持続可能な社会のためのデザイン」と云われます。
横文字は、なかなかわかりづらいですね。
ビル・モリソンは、パーマカルチャーの目的は、
「地球を食べられる森にする」「地球を森で覆い尽くす」といっています。
その国でその国のパーマカルチャーがあるように、
日本には日本のパーマカルチャーがあります。
日本では、昔の里山文化のなかにパーマカルチャーの根源があると思います。
葉山には、谷戸もまだ沢山のこされています。
昔ながらの暮らし、自給自足、手仕事など
そんな「足るを知る暮らし」は、まさに持続可能な暮らし方であり、
大量生産、消費社会のなかに生きる現代の暮らしのなかでは、
学び直すことがたくさんあるように思います。
"環境(地球)にも、人にも心地よい暮らし"が、キーワードです。
「これ」という決まりはなく、
パーマカルチャーで学ぶことは、
「農」、「建築」、「コミュニティの在り方」など多岐に渡ります。
私がパーマカルチャーに出会ったのは、2003年頃だったように記憶しています。
それまでは、「緑のある暮らし」や、ガーデニング、アロマ、ハーブなどに
興味がありました。
それから、パーマカルチャーを学ぶようになって、頭ではなく、
「パーマカルチャーとは何か」ということを、
心(しん)で理解できるようになったと感じるまでに、数年経ちました。
2007年にオーストラリアとニュージーランドに行き、
パーマカルチャー、エコビレッジ、コープ、地域通貨、コンセンサスについてなど、
みて、学んできました。
デジャーデンゆかりさんと、レインボーバレーファーム(RVF)のJoeとの出会いは
とても大きいものでした。(ともにもう故人です...)
私のなかで、学びが、実践するものとして変わったきっかけのような気がします。
人と自然との調和。
RVFの畑は、蝶や鳥が訪れ、たくさんの種類の花々が咲き、野菜が実る
本当に美しい食べられる庭(畑)でした。
完成されたデザインは、美しいということを知りました。
あんなに心地のよい、美しい庭はみたことがありません。楽園、でした。
↓写真はRVFの母屋の草屋根
私にとって、パーマカルチャーは、人としての所作であり、生き方の道しるべです。
パーマカルチャーを学ぶようになり、田んぼを始め、
暮らし方を変えたいと家を変え、所謂月金仕事も辞しました。
実際にパーマカルチャーを学んだ人は、仕事を辞める人が多いです(笑)。
より心地よい、自由な生き方への転換。
(聞こえはカッコイイでしょ。(^_^)
暮らしは大変なところもあるけれど、心は豊かです)
まだまだ、学ぶべきことはたくさんです。
ーーーーーーーーーーー
RVFのJoeが、話してくれたことを、今いちど、ここに記したいと思います。
経済を中心にした生活 文明 機能 ライフスタイル...
それは持続可能ではないライフスタイル
救命船がひつよう
「パーマカルチャーは、あたらしい箱船」
「多くの命をころして生きてきた」
「生命は素晴らしいものであり、収奪するのではなく常に与えていきたい」
「命というものを信じています」
「母なる土地が、私たちをつくってくれた」
「傷つけるわけにはいかない」
"Permaculture is perfect for me"
人にやさしく 自然とともに生きること
自分からはじめること
私は、パーマカルチャーからそんなメッセージを受けとっています。
パーマカルチャーでさいしょに学ぶこと(倫理観)は、
1.地球に対するの配慮
2.人に対するの配慮
3.余剰物の分配
という3つです。
この倫理を、実践するための手だて
パーマカルチャーの原則は、すべてつながりを意識したもの、といえます。
この考え方を、「もりのわ」でも大切にしたいと思っています。
「もりのわ」では、
子どもたちにパーマカルチャーといわなくても、
それに通ずることを、自然からのメッセージ、人としての所作として、
大切に伝えてゆきたいと思っています。
(ゆきんこ 記)
(「7.パーマカルチャーと子ども」に続きます。)
ーーーーーーーーーーー
パーマカルチャーについて
パーマカルチャーとは/パーマカルチャーの倫理/パーマカルチャーの原則
パーマカルチャー・センター・ジャパン(PCCJ) をみて下さい。
レインボーバレーファーム(RVF)の紹介DVDがあります。
(ゆきんこ、DVD持ってます。いつかみなさんで見たいですね)
冒頭の紹介がYouTubeにアップされています。(3分51秒)
Permaculture in Action on Rainbow Valley Farm
by morinowa
| 2011-11-03 13:01
| もりのわのキーワード
|
Comments(0)
S | M | T | W | T | F | S |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 |
以前の記事
2024年 11月
2024年 08月
2024年 06月
2024年 05月
2024年 03月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
2023年 05月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 03月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 08月
2020年 06月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2018年 11月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 07月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2015年 11月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 01月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2024年 08月
2024年 06月
2024年 05月
2024年 03月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
2023年 05月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 03月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 08月
2020年 06月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2018年 11月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 07月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2015年 11月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 01月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
最新の記事
2025 入園案内 |
at 2024-11-03 08:04 |
夏のもりのわ体験週間2024 |
at 2024-08-15 11:38 |
もりのわのわ〜森と畑のめぐみ.. |
at 2024-06-15 18:43 |
丁寧に暮らす 〜春の手しごと.. |
at 2024-05-27 15:35 |
タウンニュース逗子葉山版3月.. |
at 2024-03-28 11:42 |
最新のコメント
(主催者:もりのわより).. |
by morinowa at 10:58 |
(主催者:もりのわより).. |
by morinowa at 10:57 |
コメントありがとうござい.. |
by morinowa at 10:51 |
卒園 おめでとうご.. |
by nene2525v at 09:30 |
君島様 もりのわで.. |
by morinowa at 18:55 |
そうですね。幼虫と成虫の.. |
by morinowa at 00:17 |
アカスジキンカメムシを初.. |
by itotonbosan at 13:32 |
>じいじ様* コメント.. |
by morinowa at 18:07 |
カエデのジイジです。 .. |
by love-all-life at 14:07 |
>kokoさん* メッ.. |
by もりのわ@ゆきんこ at 18:55 |