もりのわ図鑑7／スギこぶ病

す

スギこぶ病（杉瘤病／スギ科）

道に落ちていた、杉の枝にくっついているボール。
なんだろう？　ふしぎ。

この間の強い風雨で、林道は杉っ葉のじゅうたん。
踏んで歩くとスギの葉のいいにおい。


林道には、多くのスギの木があります。
これはかつて植林されたものです。
スギは植林して、木をまっすぐに育て、伐採し、利用されてきました。
現在では、木を定期的に手入れすることがなくなり、森は荒れてきています。
スギによる花粉症も、現代の森事情をあらわしています。
森戸川林道でも、人の手による森の管理は、深刻な問題となっています。


この杉の枝にくっついているボールは、
スギこぶ病とよばれるもの。
スギに、菌が入り込んだもので、スギの病気です。
暗く湿気のある場所や、老齢林に多くみられるものです。
スギが活用されなくなったから故、みられるようになったのかもしれません。
スギこぶ病に羅漢した木は、他にうつるため、早急に対応が必要だとか...


写真の15cmくらいあった大きなこぶは、数年ものの、こぶです。


11月21,28日／森戸川林道、スギの木の下