もりのわ図鑑22／ムラサキケマン

む

ムラサキケマン（紫華鬘／ケマンソウ科）　※有毒

春の林道の縁を彩る、きれいな花です。
ハチたちも動きだし、この花の蜜に集まって、うれしそうです。

花期は４〜５月。
全草に有毒です。呼吸麻痺、心臓麻痺を起こすそうです。

ムラサキケマンを食草として食べ、
プロトピンという有毒成分を自らの体に取り込むことによって、
外敵から身を守るというウスバシロチョウというチョウチョもいます。
自然界の知恵ですね。

種が出来ると、また面白いので楽しみです。


３月おわりの頃には、柔らかな葉っぱが出てきます。
ニンジンみたいで美味しそうですが、食べないでね。

子どもたちには、きれいなお花だけど、見るだけにしようねと話しています。
小さな子どもでも、ちゃんとわかります。



2012年4月18日／森戸川林道　そこここ


ビロードツリアブが蜜を吸いにきました　　2014.4.17