もりのわ図鑑27／アライグマ

あ

アライグマ（洗熊／アライグマ科）

写真はアライグマの足跡です。

アライグマは、タイワンリスと並んで、
森戸川林道での大型外来種ツートップです。

外来生物法で、特定外来生物に指定されています。
感染症も危惧されるので、排泄物等触らないという注意が必要です。

タヌキに似ていますが、目の黒斑、しっぽの縞模様が特徴です。
（ホンドタヌキは在来種です）


北アメリカ原産で、日本にはペットとしてやってきました。
アニメ「あらいぐまラスカル」はかわいかったですね。
実際は、けっこう凶暴であったりします。
もてあました飼い主が、逃がしてしまったことが原因といわれています。
アニメでは野生にかえりましたが、ここは日本です。

雑食性なので、両生類、甲殻類、爬虫類、昆虫類、鳥類（卵）、魚類...
あらゆるものを食べます。
ので、
森の生態系が外来種アライグマによって脅かされるということが危惧されています。


夜行性なので、めったに会えることはありませんが、
その足跡（そくせき）をみることができます。

川原に倒れている木の上にある食べ跡。
タヌキやカワセミもカニを食べますが、
足跡が近くにあるので、たぶんアライグマかと思われます。
川でカニを捕まえて、木の上で食べたのではないかなと思います。
そこここの川原で、カニの食べ跡を子どもたちと見かけました。
カニのハサミは固いから食べないみたいです。

子どもたちは、アライグマの足跡をまねっこして砂に描いたり、
カニのハサミを動かしてました。（＾＿＾）

外来種の生きものについては、
子どもたちにしっかり伝えていきたいなと思っています。


５月１０日／森戸川林道、川原の近く