もりのわ図鑑28／ツチガエル

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ツチガエル（土蛙／アカガエル科）

渓流にいる黒褐色のカエルです。
（水田、湿地にもいます）
森戸川でいちばんよくみられるカエルです。
川を歩くと、歩く先をぴょんぴょん飛んでいきます。

５月になって、ぎゅーぎゅーというオスの鳴き声が川原にいると聴こえてきます。
５月は、ちいさなツチガエルもたくさん。
ときどき、大きいツチガエルにも会えます。


繁殖期は５月〜９月。
卵は数十個ずつの卵塊で産卵するそうです。
秋までにオタマジャクシからカエルへ。
ツチガエルの一部は、オタマジャクシ越冬をします。

ヌマガエルと似ています。
同定は、お腹が白いのがヌマ、（白くないのがツチ）。
匂いをかぐと異臭があるのがヌマ、です。

これからはツチガエルのオタマさんのシーズン。卵もみてみたいです。
まだ匂いを嗅いだことがないので、こんどやってみよう！

ツチガエルは年々希少になってきている生きもののひとつです。
森戸川にはたくさんいます。
子どもたちもカエルを追いかけみています。しあわせなことですね。


４、５月／森戸川林道、そこここ


ツチガエルの卵塊。
水の流れが緩い場所で、ギュウギュウというカエルが鳴いています。
木の枝などに卵を産みつけます。
卵を産む時期は、みている限りでは、6月下旬〜7月上旬のようです。

2013年7月1日／森戸川林道、川のなか


ツチガエルのオタマジャクシ。大きいの小さいのたくさん川にいます。
小さいオタマはオタマ越冬で来年カエルになります。
ここのオタマは、５月中旬にはいたので、
少なくとも２ヶ月間はオタマジャクシでいます（たぶんこの冬越冬したオタマです）

2013年7月3日／森戸川林道、川のなか