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森のようちえん 葉山 「もりのわ」

もりのわの環(わ)vol.2 自然農の種まき

もりのわの環(わ)vol.2

自然農の種まき

2021年4月19日(月)14時~16時
もりのわの環(わ)vol.2 自然農の種まき_e0256851_14233753.jpeg
***メモメモレポート***

基本の「き」を学んだ1回目から2ヶ月少し。
春の陽射しが暖かく、
草木や虫も元気に動き出してきた季節。
雨天で開催を何度も延期していただけに
待ち遠しい2回目です。

今回は自然農の種まきの方法を学びます。

□□□種まきの時期□□□
暦では桜が散ったら種まきの季節とも言われているそう
夏野菜では、4月ナスやトマト、
5月以降はたね粒の大きい大豆やかぼちゃなどが蒔きどき
4月上旬までは加温が必要。

⚪︎『種まきカレンダー』
(ぽっこわぱ耕文舎/イザラ書房)
もりのわの環(わ)vol.2 自然農の種まき_e0256851_14084106.jpeg
月の暦(月の満ち欠け)。
引力による水の移動があるので、月齢に基づき、果菜、花菜、などの種類や休耕時期、種まきの時間帯などが
書かれている。
・新月~満月にかけての時期:
伸びる力=芽を伸ばす力が上がりやすい、
太陽に向かって育つものを植える。収穫、種まきに向く
保存するにも腐りにくいので、この時期が良い。
・満月~新月にかけての時期:
引き込む力=根を伸ばし、土の中で育つものを植える(ジャガイモなど)。

□□□種選び□□□
・種にはそれぞれの寿命がある。
・1年で使用したほうが良いもの→大豆など
・常温では湿気によりカビやすくもなる。
・古くなったものは、ミックスして蒔いて芽が出たものを育てる。
⚪︎買う時のポイント
・安いものを買うとよい
(F1や一代交配と書かれているものは高い)。
・F1種は一代交配(種とり向きではない)。
・100円ショップのものはどのように種採りを行なっているのか不明。(労働環境が劣悪な可能性など)
・在来種、固定種でタネを継ぐと良い(野口のタネ等)

***メモ***
・種とりをする場合は、広い場所で育てる方が交雑しない。
・石井ちゃんの理想としては、
種を蒔かなくても自然媒体で育ってくれる畑。
何もしなくても野菜が育つ畑。

□□□種まきの仕方□□□
畑への直蒔きではない種まきの方法を教わりました。

①育苗ポット蒔き
トマトやナスなど種が小さいものなどは、直蒔きよりも苗として成長し大きくなってから移植することの方が、成長がそろう。根付きやすく、安定して育てられやすい

ポットは持ち運びがしやすい。まだ地温が寒い時期(3月など)蒔きにした場合は加温が必要。
1ポットに2、3粒蒔き、切磋琢磨して大きくなり、
間引きし、いい苗を畑に移植する。
もりのわの環(わ)vol.2 自然農の種まき_e0256851_13585355.jpeg
②プラグトレー蒔き
あまり移植が向いていない大豆などで、
双葉になった時点で移植している。(大豆は直根なので普通は直まき。)
もりのわの環(わ)vol.2 自然農の種まき_e0256851_13583200.jpeg
③箱蒔き
発芽率があまり良くない種をランダムにたくさん蒔ける
細かい種も向いている。
もりのわの環(わ)vol.2 自然農の種まき_e0256851_13591631.jpeg
④床蒔き
畑の土の上に苗床をつくり、直接蒔く。
同じ環境で、育てる。苗が成長したら移植する。
もりのわの環(わ)vol.2 自然農の種まき_e0256851_13594221.jpeg
畑ではこれが一番楽で良い方法。
畑の土で行うと移植しても苗が馴染む。

⚪︎種まき用土の利用について
ふるさととなる畑の土を混ぜるとよい。+バーキュライトなどの保水率の高い土。
種まき用の土7:畑の土3の割合を利用している。
畑の土を混ぜるのは、移植する際のストレスを軽減するため。

***メモ***
・種まき後は、朝夕に水撒き。昼間に枯れていたら、
あげても良い。気温が高い時は避ける。
・自然界に目を向けると蒔き方がわかってくる。
実がなった後、その種がどのように土に帰るのか、
鞘に入っている種が落ちていく様子を想像してみる。

□□□種まき実践□□□
今回は芽出しの難しい「にんじん」の種を自然農のやり方で蒔いてみます。

①草刈り  草の生えた畑の草刈りから始まります。
・生えている草の種類も見分けながら草刈り。
・刈った草は一旦横に置いておきます。
・基本的に、毎年生えてくる宿根草は根から抜き取ります。
・畝の土台部分になる場所は崩れやすくなってしますので、あまり刈りすぎないようにします。
もりのわの環(わ)vol.2 自然農の種まき_e0256851_14023073.jpeg
イネ科:抜く。苗床の後にかける草として適している。
ウラジロチチコグサ:外来種のため抜く。
ヤブガラシ:抜く。←成長が旺盛のため。花がスズメバチを呼ぶため。
アメリカフウロ:外来種のため抜く。
ハルジオン、ヒメジオン:場所を取るため根から抜く。ハチやチョウが蜜を吸うため。他の花が少ない春は残す。

畑の土として良い状態なのは、カラスノエンドウ、オオイヌノフグリ、ハコベなどが順に生えている状態。
スギナが生えているということはもう少しで良い状態へという指針となっている。

②表土を草刈り鎌で5㎝剥ぎます。
野の草の種を退けるという意味。

・奥から手前に向かって、剥いでいく。
・とったものは横に置く。
・細かいものをたくさん蒔きたいときに行う。
アブラナ科(葉っぱ類)の種まきに向く

***メモ***
・野の草取りのために土を剥ぐと土が少しずつなくなってしまう。そこで、刈った草を通路などに積んでおいて、土がこなれたときに畝に置くと良い。
・畝立て作りの際、溝を掘るのは、モグラよけにもなる
掘った土の部分をいたわるためにも草を入れる。

③土を細かく柔らかくします。
・クワで細かくサクサクと刻むように土をやわらかくする。
・耕さなくても微生物や野の草、草の根、野菜自身の力で土をやわらかくしている。
・覆土用に少し横に避けておく。
・宿根の根があったら取る。
もりのわの環(わ)vol.2 自然農の種まき_e0256851_14033017.jpeg
④平らに均します。
・クワの平らな部分を使って、上から叩きながら土を平らにする。
(自然農のクワは出っ張りがない。ちょっとお高いけど一生モノ)
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⑤水を撒きます。
・にんじんは乾燥が嫌いなため、先に水を撒く。
・種類によって、水を撒かないものもある。

⑥種を蒔きます。
・お椀のようなものに種を入れて行うとやりやすい。
・今回は空いているスペースにカブも蒔く。

***メモ***
竹内さん(「自給自足life」代表)の本には、ニンジン、エダマメ、カブを混ぜている。
カブなどのアブラナ科は種を蒔いていから草を刈る方法もある。

⑦覆土

・ニンジンは好日性なので、パラパラと薄く陽が入るように。
・カブは鎌の背で叩くように土をかける。
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しっかりと種が土と密着するように圧をかけます。
なんと今回はニンジンダンス(^ ^)土の上に乗りツイストダンス。
可愛い。

⑧草をかけます。
今回は水を含みやすい籾殻を蒔きました。

・カブは多めに、草を細かく切らなくても良い。
・スギナ、イネ科の草が良い。
・残った草はサイドに置く。
・宿根の草はおいた草の一番上に置く。
もりのわの環(わ)vol.2 自然農の種まき_e0256851_14070562.jpeg
***メモ***
もりのわ畑にある草
◯抜いている草
イネ科、ウラジロチチコグサ、ヒメオドリコソウ(などの外来種は森に近いので、森に入らないように畑で止めておきたい)
◯抜かずに刈る草
マメ科(根粒菌があり、窒素を固定する)、スギナ(カリウムをため込む)、ホトケノザ、チチコグサ、ハハコグサ、カタバミ、カラムシ(チョウの食草)

~~~Tea Time~~~
もりのわ畑で育っているベルガモットミント、アップルミント、
参加者の畑で育ったレモングラスを単独で、ブレンドして、いただきました。


□□□ネギ鞍(くら)□□□

畝作りの一つ。
苗を植える前に、苗の大きさに合わせて円形に穴を掘る。
掘った土は天地を逆さまにせず、そのまま横に置く。
(土の世界をそのまま残す)
山から腐葉土(肥えた土)を持ってきて、穴に少し入れる。
横に置いておいた土を入れる。
ネギを穴の側面に沿うよう置く。
さらに横に置いておい土を乗せ、少し山にして移植準備をして置く。
もりのわの環(わ)vol.2 自然農の種まき_e0256851_14074280.jpeg
この方法はカボチャ、トマト、ナスなどは、
ネギがコンパニオンプランツなので良い。

コンパニオンプランツとして、虫が嫌がる匂いや、
野菜の代わりにアブラムシを引き寄せてくれる野草などもある。
例)大根+カラスノエンドウ(タネができる前に刈る)
  他にも虫が匂いを嫌がるヨモギ、春菊なども良い。

今回は講師石井ちゃんにはたくさん準備をしてもらっており、盛りだくさんのワークショップでした。
草刈りは種類を選別しながら、置き方にも気を配るという、丁寧なお仕事を教わりました。
この一つ一つの畑への向き合い方が、美しい畑、自然に繋がるのだろうなぁと、惚れ惚れな一日。

自然農の種まきは、自然界の姿を想像してみる!そこに自然農の原点があるように思いました。

次回も楽しみです。

H.K




by morinowa | 2021-04-19 17:16 | もりのわの環 | Comments(0)

2012年4月開園シマシタ!   森のようちえん      葉山「もりのわ」      〜神奈川県三浦郡葉山町〜
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